多色なカプセルと葉

風邪にかかって体力が低下したときに、ぴりぴりする痛みを伴う、水疱が口唇やそのまわりに発生した経験をお持ちでは無いでしょうか。免疫力が低下したタイミングで、皮膚に水ぶくれがあらわれて痛みを自覚するなどの症状が出現したときにはまず、疑うべきなのはヘルペスです。皮膚の病気のなかでも再発を繰り返す感染症に属します。また原因となるのはブドウ球菌のような細菌ではなく、ウイルスであるという点に、特徴があります。

初感染は高熱を伴う等症状が重い

口唇や性器などの粘膜や皮膚に水ぶくれを発生させる原因ウイルスは、単純ヘルペスウイルス(HSV)と呼ばれるものです。発症部位がいずれの場合でも、適切な治療を実践したにもかかわらず、半年ほど経過すると再発するというのはよく経験される現象です。つまり『再発の度精神的ダメージ』は相当なものと予想されます。自覚症状の主なものは、顔面の口唇や性器などで生活の質(QOL)に深く関係する部位ばかりです。例えば口唇やその周辺に症状がでれば、女性ではメイクなどで隠すのも大変です。簡単に破れて傷になるので深い潰瘍などが形作られてしまうと治癒したあとも瘢痕が残ってしまうリスクがあります。また性器に症状が出現するタイプは性交渉をきっかけに感染することが一般的なので、数ある病気のなかでも性病の性格も色濃く持っています。いたみなどの症状が納まらない限り性交渉を持つことも困難です。感染力が強い性病の性格も持ち合わせているので、すくなくとも一旦治癒した状態にならない限り、パートナーに感染を広げるリスクがある以上、性交渉は控えるほかないでしょう。身体的症状は治療薬を活用した免疫力は回復すれば、それほどの日数を必要とするまでもなく回復させることが可能です。とは言え初回感染時は水ぶくれなどの肉眼的に観察できる部位だけでなく、高熱などを伴うことがあります。強いいたみのために歩行困難になったり排尿痛などを自覚することもありえます。生命に危険が及ぶリスクは脳炎でも併発しないかぎりほとんどありません。しかし再発するかもしれない恐怖や不安は。一度経験するとなかなか払拭するのは困難です。なかには年間を通じて再発を繰り返す症例も珍しくないともされています。そのような事例では再発予防のために、抗ウイルス薬の継続投与を1年程度継続するなどの治療法も選択されるうこともあるようです。しかしながら一度体内に感染したウイルスを排除することは、現在の医療技術では不可能とされています。確かに再発した場合は、初回感染時ほどの強い病態を呈することはないようですが、発症部位がデリケートな箇所だけに本人の精神的身体的負担は相当なものです。治療薬を常備しておくなど、自分なりの対応策を事前に準備することがうまくこの病気と付き合うための知恵です。

口唇ヘルペスは世界人口の6割以上が感染している

ヘルペスは日本だけでなく全世界に目を移してみても、感染者数が非常に多くメジャーな感染症のひとつと評価することが出来ます。世界保健機関(WHO)の報告によると50歳未満の年齢に限ってみても、40億人弱が原因ウイルスに感染していると推測されているほどの数字です。この数値は50歳未満の60%以上が原因ウイルスに感染していることを物語るものです。これに対して性器に水ぶくれが複数発生し、同様に痛みを伴う性器ヘルペスは15-49歳の11%が感染していると推認されています。こと15歳未満では性器に水ぶくれができるタイプのウイルスの感染率は1%以下とされているわけです。
実はこの数値の違いは、ヘルペスウイルス(HSV)の種類の違いが関係しています。HSV1型は主に口唇やその周辺に水ぶくれなどが出現します。感染年齢は低く2差から6歳ごろに、両親との接触が主な毛色になるのです。つまり感染した患部から口内に移行しているウイルスに接触することで、子供の体内に移行することで感染は確定します。HSV1型は初発したときも特段の進呈的変化を伴うことはあまりなく、仮に何らかの症状があっても軽度に止まっています。その後は体調に影響を与えることなく日女生活を送ることが出来ますが、ウイルス自体が身体から排除されることはありません。そしてある日、口唇周辺に水疱などは出現し再発することになるのです。
これらの経過から判明することは、『感染力と再発力が高い』ということです。繰り返し発症を繰り返すというのはHSV2型でも同様の傾向が観察されています。初回感染時は高熱などの全身状態も影響をあたえるなど身体的に負担が大きいわけですが、再燃時はそれほどの身体的負担をみせることはなく、比較的軽い状態で治癒することになります。しかし反面性器に病変が繰り返し発生するのは、精神的に負担になるのは大きいといえます。不特定のパートナーを性交渉を持つような生活とは無縁の状況でも、発症を繰り返す可能性があるからです。しかしながらあまり深刻に捕らえてしまうも考え物です。バルトレックスなどの優れた治療薬をうまく活用することで、病態をコントロールするのはそれほど困難なわけでもないのです。前触れの状態に敏感になって、治療のタイミングを逸しないことが求められます。

日常生活の中だけで再発予防するのは困難

ヘルペスは常に水疱などを出現させて、アクティブに活動しているわけではありません。ヘルペスウイルス(HSV)の1型では顔面の三叉神経などに、HSV2型の場合は腰の神経細胞が集まっている箇所に休眠状態で生息しています。いわば一種の休眠状態に入っているわけですが、再活性化のトリガーは何処にあるのでしょうか。HSVも常在する病原体と考えれば、かぎをにぎっているのは免疫力にあることが想像が出来ることでしょう。体力が充実している状況で、免疫力も一定以上のレベルで維持されている方では、水疱やピリピリした痛みなどを異変を自覚することはほとんどありません。逆に風邪で発熱していたり慢性消耗性疾患や糖尿病など免疫力を低下させている器質的疾患を抱えていたりすると、口周りや性器などに水疱などが出現するリスクがたかくなります。現にそのような体力を大きく消耗するようなタイミングとヘルペスが再燃する時期とはクロスオーバーすることが
多いのは経験則的にも明らかと言えます。
つまり『体力や免疫力が落ちると』、再発するリスクは飛躍的に高くなると言えます。この側面に感染力の強さも踏まえると、再燃を予防するのは非常に重要です。しかし日常生活の中でとりうる対策と言うのは限られているといえます。徳に口唇に発生するHSV1型を完全に押さえ込むのは困難なのは明らかです。これに対して性病の側面が濃厚なHSV2型に対してはある程度予防することは可能です。つまり性器に水疱などが観察されるときは、性交渉を持つことは控えるべきです。仮にコンドームを利用していても性器周辺に分布しているウイルスの侵入を、コンドームだけで防止するのは難しいといわざるを得ないからです。つまりコンドームは、ゴムで覆うことができる部分についてだけ有効な対策になるだけで、それ以外の部分までカバーすることは困難です。また感染力の強さから、性行為だけに感染のリスクが限定されているわけではないことも注意が必要です。例えばオーラルセックスは性行為と、性病のリスクという点では同様です。ましてやオーラルセックスではコンドームの使用率は非常に低くなっているので、狭義の性行為よりもリスク要因としては深刻です。少なくともヘルペスが活性化している状況では性交渉が控えるのが賢明と言えます。

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